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きむら歯科新聞 vol.1

歯周病と認知症の関係

歯周病が認知症の発症・進行を
促進することが明らかに!

  • 口の中を鏡で見る女性
  • 徹底した予防・治療が大切です

    口の中を鏡で見る女性

    歯周病はギネスブックにも載っている、罹患率の高い病気です。近年は動脈硬化や心疾患、脳血管疾患などの全身疾患との関係が明らかになっていますが、認知症との関係性も明らかになりました。

    お口の健康はもちろん、全身の健康を守り、健康寿命を延ばしてイキイキと暮らすために、歯周病予防を含め、お口のケアをしっかり行っていくことが大切です。

歯周病とアルツハイマー型
認知症の関係

2020年6月九州大学らの研究グループによって、
歯周病がアルツハイマー型認知症の発症・進行に関与していることを解明する
新しい発見が公開されました。

認知症の7割を占めている「アルツハイマー型認知症」は、脳に異常なたんぱく質(アミロイドβ)が蓄積されることによって、神経細胞が破壊され、さまざまな症状が起こります。
この「アミロイドβ」は、通常は分解されて排出されるため、脳に蓄積することはないのですが、歯周病菌の関与によってアミロイドβが脳に蓄積されることがわかったのです。

  • 歯周病菌(Pg菌)が
    アミロイドβの蓄積に関与

    アミロイドβが脳に蓄積するイメージ図

    九州大学らが行った歯周病菌(Pg菌)に感染したマウスを使った研究で、脳内のアミロイドβ蓄積量が10倍となり、アミロイドβの蓄積を促進する酵素(カテプシンB)の数も脳血管の表面で約2倍になっていました。

    Pg菌は、歯周病の重症化を招く原因細菌の一つです。Pg菌を含め、お口の中の悪い菌を減らすことが、お口の健康にも全身の健康にも大切でしょう。

    アミロイドβが脳に蓄積するイメージ図
  • 特に45歳以上は
    歯周病に注意が必要です

    歯周病のチェックをする中年男性
    歯周病のチェックをする中年男性

    先の研究では若年・中年のマウスを使用し、中年マウスにのみ脳機能低下が現われ、若年マウスでは症状が現われませんでした。つまり、中年以降は認知症予防のためにも、歯周病の対策が必要だということです。

    厚生省が行った「2016歯科疾患実態調査」によれば、4mm以上の歯周ポケット保有者は45歳以上が過半数を占めます。年齢に関係なく歯周病予防は必要ですが、中年と言われる40代以降は特に、歯周病対策を徹底して行うことが大切でしょう。

早めの歯周病予防・治療を
おすすめします

  • 治療中の歯科医師
  • 治療中の歯科医師

    歯周病は歯を失う原因であり、全身の健康に大きな影響を与える恐ろしい病気でありながら、痛みなどの自覚できる初期症状がありません。歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)とも呼ばれ、静かに進行していく病気であるため、ご自身が気付かないうちに歯周病が進行している場合もあります。

    当院では、お口の状態やリスクに応じて、一人ひとりの患者様に合った治療をご提供しています。初期段階ならば完治は可能ですが、進行して重度の歯周病になると、噛み合わせが崩壊してしまう可能性もあります。進行するほど、全身疾患のリスクを高める可能性も高まることから、少しでも気になる症状があるならば、早めに受診していただきたいと強く願います。

『札幌・ゼロペリオ』を目指して

当院は、『札幌・ゼロペリオ』をスローガンに、地域の皆様を歯周病から守るべく、
徹底した治療・予防のご提供、プロジェクトの実施など取組みを行っています。

歯周病にお困りの方、お口の健康を守りたい方、ぜひお気軽にご相談ください。

『札幌・ゼロペリオ』を目指します! 『札幌・ゼロペリオ』を目指します!